嘘を愛する女

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嘘を愛する女

2018/1/20(土)公開

監督/中江和仁

出演/長澤まさみ高橋一生、DAIGO、川栄李奈黒木瞳吉田鋼太郎

 

物語

その姿は世の女性が憧れる理想像。食品メーカーに勤め、業界の第一線を走るキャリアウーマン・川原由加利(長澤まさみ)は、研究医で面倒見の良い恋人・小出桔平(高橋一生)と同棲5年目を迎えていた。ある日、由加利が自宅で桔平の遅い帰りを待っていると、突然警察官が訪ねてくる。
「一体、彼は誰ですか?」
くも膜下出血で倒れ意識を失ったところを発見された桔平。なんと、彼の所持していた運転免許証、医師免許証は、すべて偽造されたもので、職業はおろか名前すらも「嘘」という事実が判明したのだった。
騙され続けていたことへのショックと、「彼が何者なのか」という疑問をぬぐえない由加利は、意を決して、私立探偵・海原匠(吉田鋼太郎)と助手のキム(DAIGO)を頼ることに。調査中、桔平のことを“先生”と呼ぶ謎の女子大生・心葉(川栄李奈)が現れ、桔平と過ごした時間、そして自分の生活にさえ疑心暗鬼になる由加利―。
やがて、桔平が書き溜めていた700ページにも及ぶ書きかけの小説が見つかる。そこには誰かの故郷を思わせるいくつかのヒントと、幸せな家族の姿が書かれていたのだった。海原の力を借りて、それが瀬戸内海のどこかであることを知った由加利は、桔平の秘密を追う事に……。
なぜ桔平は全てを偽り、由加利を騙さなければならなかったのか?
そして、彼女はいまだ病院で眠り続ける「名もなき男」の正体に、辿り着くことができるのか―。

 

登場人物

川原由加利

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大手食品メーカーの企画開発担当として、ウーマン・オブ・ザ・イヤーにも輝くキャリアウーマン。5年間同棲している恋人・桔平との結婚を考えている。仕事に恋愛、完璧な女性像を体現するかのように生きていた由加利だが、桔平が倒れたことによって、彼の“嘘”に翻弄されていく。

 

小出桔平

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同棲中の由加利の恋人。仕事に打ち込む彼女に代わって家事全般を担っていた。ある日突然、くも膜下出血で倒れ、昏睡状態に。由加利には研究医と伝えていたが、名前はおろか、職業・免許証・戸籍などすべてが“嘘”だったことが分かる。

 

木村

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 長い髪とメガネがトレードマークの海原の助手。愛称はキム。デジタル系に強く、理系。海原の部下でありながら、パソコンに疎い海原を乱雑に扱っている。飄々としていて愛想もないが、ハッカーとしての腕は極めて優秀。

 

心葉

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ゴスロリファッションに身を包む女子大生。バイト先の常連客である桔平を一途に想っているが、愛が重すぎてストーカーまがいの行動を繰り返す。愛読書は芥川龍之介で、芥川似の桔平のことを“先生”と呼んでいる。

 

海原匠

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元警察官の私立探偵。バツイチで、ある事をきっかけに、娘にも会わせてもらっていない。無愛想で言葉が足りず、誤解を受けることもしばしば。ひたむきに“嘘”を追う依頼人・由加利の姿に、次第に影響を受けていく。

 

 

 

☆感想☆

2018/1/24(水) TOHOシネマズ渋谷

 

数ヶ月前から映画館で流れていた予告映像に興味を持ち公開前から楽しみにしていました。

館内はほぼ満員で女性の姿が多く見られました。

 

物語はキャリアウーマンの川原とちょっぴり?ふがいない小出の同棲カップルのお話です。

川原の母親と会う約束をしていたパンケーキのお店に小出が来なかったことから、物語が動きはじめます。

小出はクモ膜下出血で倒れ病院に運び込まれたことで、小出という人物は存在せず、全くな別人だという真実が突きつけられます。

ゴミ袋に小出の物をブチ込む川原の気持ちは、なんとなくですが良くわかります。

だって5年も暮らしていたのが嘘なんですから・・・

 

でも川原は小出との時間を思い出す中で、本当の彼を見つけに行こうとします。

バリバリに仕事をしていた川原にとって、小出のかけてくれた言葉は癒しであり、存在自体がどんどん大切なものになっていったのだと思います。

本当の小出を見つけに行くために探偵・吉田に依頼をします。

はじめは私も吉田の言うよう、詐欺師かなんかなのかな?と思いました。

でも違うんですね・・・

ソレは・・・

育児ノイローゼの妻が娘を殺し、妻までも目の前で亡くした外科医だったんです。

 

そこに辿り着くまでの川原と吉田のコンビは結構好きです。

小説を手掛かりに瀬戸内に単身でとんだ川原から連絡が入り、吉田も行くのですが、手がかりが見つかるとともに喜びを分かち合ったり、喧嘩もしたり、不安になっている川原が八つ当たりしたり、一緒にタバコを吸ったり・・・

木村からの連絡から広島に向かうことになったとき、車が動かなくなり、2人で押すシーンがあるのですが、そこにはもう探偵と依頼人という関係を越えているように感じられました。

二人の関わりや川原の心境の変化をみてきて人間は改めて弱いものだと思い、言葉一つで関係や気持ちなども変わっていくのが人間なんだな!と感じました。

 

次に木村と心葉について。

まず、木村がDAIGOって最初は思いませんでした。

冴えない風貌とは異なり、PC能力がハンパないですね(´;ω;`)

そして心葉。服が印象的。

確か川栄ってAKBにいたな!って思うのですが、前敦や大島より女優(演者)としては川栄のがいい味出してるな!と思いました!!!

二人は本当の小出探しにきっかけを与えてくれた人物で、心葉は小出の川原が知らなかった生活からパソコン→小説と導く鍵となり、木村はパスワードを解いて調べ、吉田と川原の後方支援をしました。

二人ともそのことよりもどーしても外見の方に目がいってしまう人物でしたけど、重要な人物だと思います。

二人がいなければ小出の真実に辿り着くことはできなかったのですから!!!

 

小出が書きためた川原との未来小説。

舞台となる瀬戸内。

海も橋も山も本当の小出探しの舞台となる情景が灯台を鍵としてとても綺麗に撮られていました。

確か年末に見た『8年越しの花嫁』も舞台は瀬戸内だったと思います!!!

綺麗ですよねぇ(*´ω`*)♡

 

最後に。

ラストは小出の指が動くシーンで終わります。

トゲトゲしていた川原の顔が穏やかになっています。

なんとなくですが、こっちの川原の方が幸せそうに見えました!

 

そこまで好きになれる人に会えることって私は幸せだと思います。

気持ちがそれだけでとても穏やかになれるんじゃないかな?と思います。

幸せって何がって具体的には言えないけど、自分も心から好きな人と出会いたいな!と思いました!

 

婚活。婚活。

ケツに火がつきすぎてる・・・www