マンハント

f:id:yakyu-eiga:20180214201109j:image

 2018/2/9(金)公開

監督/ジョン・ウー

出演/チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン國村隼竹中直人倉田保昭斎藤工

 

真実を、狩れ。運命を、撃て。
酒井社長(國村隼)率いる天神製薬の顧問弁護士であるドゥ・チウ(チャン・ハンユー)がパーティの翌朝、ベッドで目を覚ますと、社長秘書・希子の死体が横たわっていた。現場には自身の指紋が付いたナイフが置かれるなど、突如として殺人事件の被疑者となった彼は、何者かにハメられたことに気づき、その場から逃走。そんなドゥ・チウを大阪府警の敏腕刑事・矢村(福山雅治)は、新人の部下・里香とともに独自の捜査で追っていく。カギとなるのは、天神製薬研究員だった婚約者を3年前に失った謎の美女・真由美(チー・ウェイ)。

 

 

登場人物

ドゥ・チウ

f:id:yakyu-eiga:20180214201712j:image

天神製薬の元顧問弁護士。殺人事件に巻き込まれ、無実の罪を着せられ逃亡する。一夜にして最重要指名手配者と転落する。

 

矢村 聡

f:id:yakyu-eiga:20180214201756j:image

大阪府警捜査一課係長。持ち前の気迫としぶとさが売りの孤高の敏腕刑事。愛する妻と死別した過去がある。

 

遠波 真由美

f:id:yakyu-eiga:20180214201855j:image

地方で牧場を経営する中国人と日本人のハーフ。3年前の結婚式当日に婚約者の北川が自殺した過去があり、彼の死の原因を探っている。

 

レイン

f:id:yakyu-eiga:20180214201932j:image

謎めいた美貌の女殺し屋。跡を残さぬ完璧な仕事ぶりに裏社会で恐れられている。相棒のドーンにだけは心を開いている。

 

酒井 義廣

f:id:yakyu-eiga:20180214202017j:image

天神製薬社長。新しい治験薬を開発し、会社をトップブランドに押し上げた製薬業界の大物。政界にも太いパイプを持つ。

 

伊藤

f:id:yakyu-eiga:20180214202103j:image

矢村、浅野の上司。刑事部捜査一課課長。

 

坂口 秀夫

f:id:yakyu-eiga:20180214202138j:image

ホームレス。逃亡中のドゥ・チウを匿う。

 

犯人A

f:id:yakyu-eiga:20180214202215j:image

身元不明の過激派。小学生男児を誘拐し、現金2000万円とヘリコプターを要求。

 

 

☆ 感想 ☆

2018/2/14(水) TOHOシネマズ渋谷

 

見たかった作品!

館内は7割くらい入っていました(=´∀`)♫

 

ドンパチ・ドンパチが多い作品で『極道の女たち』シリーズを見ているかのようでした!!!

少し古い感じの作品かな?と思ったのですが、1974年に刊行された小説が原作だったので納得でした。

 

作品の始まりはドゥとレインの小料理屋での出会いから始まります。

パーティーだったり、ドゥへの殺人容疑だったり、逃亡だったりでなかなか福山さんは出てこないな・・・とジレンマになりかけましたが、ある事件の処理へと向かう場面で初登場!

この事件の犯人役(チョイ役)に斎藤工とは!これまたビックリ!!!!!

 

ドゥと矢村の揃い踏みは工事現場。

車の中での格闘シーン、屋外での格闘シーンは迫力満点!

ドゥって職業・弁護士だよね?と思うことココからいっぱいでした(笑)

 

印象に残ったシーンは3つ。

1つ目は逃亡するドゥと坂口のシーン!

警官に追われているところを助ける坂口と坂口の仲間。

ドゥを見る坂口の温かい目や逃すために仲間と協力してしてやったり!になるシーン!

そして人体実験場へと向かう車の中での回想シーンや、坂口が薬のせいで戦闘マシーンになり「殺してくれ」というシーン。

2人の関わりはそんなに多くはないのですが、心に残りました。

結局坂口は死んでしまうんです・・・

 

2つ目はレインの葛藤!

殺し屋の彼女ですが、ドゥとの出会いで気持ちに変化が生まれてきます。

公私ともに共にしていたドーンの死。

クライマックスの酒井の命令を聞かずに矢村とドゥを助けたり、真由美に銃を渡すという行為は彼女の心の葛藤の末でした。

最後は死んでしまいますが、そのきっかけとなったドゥに看取られる姿はとても美しかったです(=´∀`)

 

3つ目はドゥと矢村の別れ!

ラストシーンなのにお互いの名前を名乗り合い、握手をします。

ドゥの乗る電車には真由美が既に乗っていて、真由美の顔も正樹に立ち止まらず前へと向かっていく表情をしていました。

事件が解決したことでみんな清々しい顔をしていました(*´∀`*)♫

真由美もレインもドゥに惚れるのがよくわかる!!!!

 

今作でとても印象的だったのは池内博之さん。

殺人の犯人であり、社長の息子である役でした。

社長の息子感を出しながら、小心者っぽい部分やヤケに自信家っぽい感も見せていて、最後に薬を注射して矢村やドゥと撃ち合うシーンもあって・・・素晴らしい演技でした!!!

國村隼さんとの親子シーンも良く、特に最後の國村さんが池内さんを抱きしめるシーンが好きでした(=´∀`)☆

 

最後になりますが、この作品はスピード感があって派手で良かったです!

作品の売りはもちろんドゥの設定やドゥと矢村コンビもあるのですが、満載のアクションシーンかな?と思います。

また、主演の2人の脇を固める國村隼さんや池谷博之さんや竹中直人さんや倉田保昭さんの好演も作品に良い味を加えています。

撃ち合いとか苦手な方はダメかな?とも思いますが、大丈夫な方にはハリウッドには劣るますが、素敵なアジアンアクション映画ではないかな?と思います(๑╹ω╹๑ )